作家からのあいさつ

50年間、神社奉仕、神に仕えた神主がみた神を具象化した水墨画

私のテーマは、常に「神とは?」という目に見えない存在の追求です。

色々に色飾る色彩感覚豊かな現代生活の中で人々は目に入る色彩に左右され、視野が右往左往して心乱れる現実社会があります。

心落ち着かない精神状態で”我”を忘れがちになります。

そういった精神作用の一つに絵画鑑賞があります。

とりわけ、色彩のない水墨画はその人の心を静ませてくれます。

中世に禅僧によって禅画が流行ったのも心惑わされる心を静めるために持て囃されました。

現代のような電子音の流れる世界で”我”を見つめる好材料一つとして水墨画の前で自らの心を静めてください。

そのような意味を含めて、私は皆様方に水墨画を提供しています。

私が丹精込めて描いた水墨画の前で、しばし、1分でも絵を見つめながら心静ませて生気を養って下さい。  

謹書

永川 一陽(えがわ いちよう)

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「龍図」 
龍は、古来から幸運を呼ぶ存在として親しまれており、絵画として飾れば邪気を払い、健康や繁栄をもたらしてくれると伝えられています。
九州でも福岡から西九州は「永」「ナガ」の字のつく姓が多いです。
サンスクリット語で龍を「ナギャ」と言います。船の舳先に彫られているのが「ナギャ」で、南方海洋民族の水の守り神、守護神として龍を表します。

「ムスビの画」
陰陽のムスビによって形あるもの、命あるものが生まれます。わが国伝来の神道には、古代よりムスビによる神道観があります。ムスビには絶えることがない生命の延長の約束を形として残した象形として伝わっています。

「静物画」
水墨による動植物、風景画です。
特に水墨画ではめでたい四君子を描いています。四君子とは蘭、竹、菊、梅の四種類の植物を草木の君子として讃えています。気品の高い美しさから文人が、善我に用いられた。春は蘭、夏は竹、秋は菊、冬は梅。
蘭は、春の花としてめでたい花とされるとともに病気平癒の花でもあります。中国では病気見舞いに蘭の絵を飾るともいわれています。

「人生訓話・禅画」
私は、墨絵に色彩は入れないのですが、「人生訓話」の絵画には敢えて色彩を用いています。自らの反省、戒め、志を高めるための励みとして机上において頂いて下さい。禅画は禅思想に基づいての人生訓が描かれています。

「神道絵画(古典の絵)」
神主として神前奉仕から感じ学び取ったもの、古典から抜粋したものを掲載しております。
身のお守りとしても、運気上昇、開運厄除け、家内安全としてもご利用できます。

「十二神将画」
朝鮮国王 武烈王の陵の周りに刻印されている十二神将。
十二支を神として動物であらわし描かれています。生まれ年の各自の干支の身の安全のお守り、運気上昇としてお守り下さい。

お知らせ

平泉会選抜展出品 
6月15日~21日午前9時半~午後5時半 

東京都美術館2回第2展示室 
(東京 上野公園内)

水墨画作品一覧

【実際の作品をご覧になりたい方へ】

絵をご購入されたい方は、実際の作品に手を触れて購入していただいてもよろしいです。
又、他の作品もご覧いただけます。
「画房久久里」は、三重県桑名市にあります。おいでいただけるようでしたらお待ちいたしております。

事前に、おいでになるお時間をお知らせください。

このほかに、皆様方が描いてほしいような水墨画の絵がありましたらご相談に応じます。
何なりと申し立てください。